がんの治療は日々進化しています。その中でも、今後さらなる進歩が期待されているのが【先進医療】と【患者申出療養制度】です。
保険診療との併用が認められています
通常、健康保険が適用されない自由診療(保険外診療)を受けた場合、治療に保険診療部分が含まれていても、全てが自己負担となります。
将来的に健康保険保険の対象となることが期待されている【先進医療】と【患者申出療養制度】は、治療費の一部に健康保険を適用できます。
以下、それぞれの特徴と違いをまとめました。
![]() | ![]() | |
---|---|---|
特徴 | 国(厚生労働省)が定める医療 | 患者から使用したいと申し出る医療 |
診察・入院等の費用 | 3割負担(健康保険) | 3割負担(健康保険) |
手術・技術料等の費用 | 全額自己負担 | 全額自己負担 |
受けられる技術 | 保険導入が検討され、 厚生大臣が承認したもの | 患者からの申出を起点に、 国の会議の審査で認められたもの |
実施医療機関 | 承認された医療機関のみ | 身近な医療機関で受けることが可能 |
治療例 | 重粒子線治療 | インフィグラチニブ 経口投与療法 |
治療費 | 平均 約319万円 | 平均 約77万円 |
情報リンク | ![]() | ![]() |
【患者申出療養制度】は2016年に始まった制度で、例えばこんな時に活用できます。

⇒ 遠くの病院でしか行われていない治療法を、自宅近くの病院で受けたい
⇒ 日本では一般的な治療法ではないけど、海外で行われている治療法を試してみたい
⇒ 治験に参加したかったけど、対象外になってしまった・・・同じ治療を受けたい
技術料は全額自己負担となります
診察、検査、投薬、入院など、通常の治療と共通する部分は、保険診療と同様、治療費は1~3割の自己負担となりますが、技術料については全額自己負担となります。

自己負担額が高額となる場合には、【高額療養費制度】が利用でき、負担を軽減することが可能です。ただ、対象となるのは保険診療部分の治療費のみ。そのため、【先進医療】や【患者申出療養制度】の治療を行うには、治療費の自己負担が高額となるのです。

将来が期待されている医療技術ですが、一般診療に比べ、治療費の自己負担額は高額になります。万一の際、治療の選択肢の一つとして、選ぶこともあるかもしれません。治療方法や費用について、理解を深めておくことが大切です。
詳細は雄元まで、お気軽にお問い合わせください。
株式会社 雄元 【営業時間:平日8:30~17:15】
〒103-0027東京都中央区日本橋2-16-8 第2パーカービル7F
TEL) 03-3278-4593 FAX)03-3281-3620
mail)hoken@yuugen.co.jp
お問い合わせフォームは こちら