がんの治療法は日々進化しており、治療方法の選択肢が広がっています。
今回は、分子標的薬についてご説明いたします。
1.がん遺伝子検査との関係🧬
がん細胞の遺伝子を調べ、得られた遺伝子情報の解析に基づいて行われるゲノム医療があります。
従来のがん治療は、臓器別の分類に基づいて行われてきましたが、がんゲノム医療では、
1人ひとりのがんのタンパク質(分子)を調べ、その遺伝子情報に基づいて治療が進められます。
(ご参考)過去の投稿 ⇒ がんコラム⑤がんゲノム
2.遺伝子情報に基づく治療 分子標的薬💊💉
異常な遺伝子によって作られたタンパク質をターゲットにすることで、
がん細胞を選択的に攻撃する「分子標的薬」があります。
ガンの三大治療のひとつである「抗がん剤」治療は、正常な細胞も破壊させてしまうのに対して、
がん細胞に含まれる「異常な遺伝子やタンパク質」にのみ作用するため、副作用が少なく治療できます。
3.「異常な遺伝子やタンパク質」はどうやって調べるの??🔬
■がん遺伝子パネル検査
< たくさんのがん関連遺伝子を一度で検査 >
特定の分子標的薬を使用するかどうかを判定するコンパニオン診断とは異なり、複数の遺伝子の変化を一度の検査で調べることができます
4.検査費用は健康保険適用になるの?💴
■がん遺伝子パネル検査
検査費用は、保険適用(3割負担)になった場合でも、高額となります。
また、すべての患者さんが保険適用になるわけではありません。
参考:国立がん研究センター中央病院
⇒遺伝子検査について Q4
健康保険が適用となる場合、高額療養費制度を利用できる場合もあります。
医師または病院窓口でご確認ください。
(ご参考)過去の投稿 ⇒ がんコラム④医療費負担額を軽減するには?
💡まとめ💡
がんは、治療方法の選択肢が広がり、治る病気となってきています。
しかし、治療費の負担も大きく、治療内容によっては、高額療養費制度を使えない場合もあります。
万が一に備えて、雄元に相談してみませんか。
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